“ 『別に変りましたことも御座ませんけれど、』とお志保は萎(しを)れて、『今日は何(なんに)も頂きたくないと言つて、お粥(かゆ)を少許(ぽつちり)食べましたばかり--まあ、朝から眠りつゞけなんで御座ますよ。其時僕の言ふには、「君のやうに左様(さう)独りで苦んで居ないで、少許(すこし)打明けて話したら奈何(どう)だ。 『いえ--私はもう死んで了(しま)ひましたも同じことなんで御座ます--唯(たゞ)、人様の情を思ひますものですから、其を力に…迷った暢子は、平良からの「入口に戻る」とのアドバイスや二ツ橋や和彦からの言葉を思い出し、基本のおでんを作り、更に幼少期に賢三から出汁の大切さを教わったテビチを加える。三橋たちと接触する機会が多い。未来の最新鋭センチネルであるニムロッドの性能を引き継いでいるが外見は人間に近い。 ”